日本人初 仏ミシュラン三つ星獲得!レストラン ケイ 小林圭シェフととらやのコラボ
「Maison KEI(メゾンケイ)」は、日本人シェフ初仏三ツ星シェフの小林圭氏と老舗和菓子店とらやがタックを組んだ御殿場市東山にできたフランス料理店。
2019年11月のParis旅行の際、最も訪れたかったレストランが小林シェフのお店Restaurant Keiでしたが、
あいにく滞在中が定休日で叶わず、とても未練があったお店なのです。
その小林圭シェフの世界観が、日本でも体験できるなんて!!!行かないわけにはいきません!笑
そんなわけで、予約をし早速行ってまいりました。
Maison KEIの予約方法
Maison KEIは2021年1月30日に御殿場オープンするなりすぐに予約困難店に。
2ヵ月先の予約を毎月1日から電話でのみ受け付けていますが、正直全く繋がりません!笑
予約を取るには、毎月1日に自力でひたすら電話をかけるか、クレジットカードのコンシェルジュサービスや人気レストランの予約代行サービス等にお願いするかです。
Maison KEIへ行ってきました
予約を取ることができたので、ここからは私が実際に伺った際の様子を✑
とても楽しみにしていたMaison KEI。予約を取ってから2ヵ月後の訪問です。
富士山を望む緑豊かな自然の中のロケーションに、ナチュラルな木の温もりと黒を基調にした店内。
ちょうど西日に照らされて景色が美しい時間。
席に着き、初めにお水を伺われます。
通常のお水に加え、有料のミネラルウォーターとスパークリングウォーターがあります。
富士のミネラルウォータースと、スパークリングウォーターはフランスの太陽王の水 “シャテルドン Chateldon” 共に/700㎖・・・¥800
(シャテルドンは生産量が限られており、現地フランスでも一流レストランや高級ホテルでしか味わうことが出来ないそうです。)
メニューは昼夜共に2種類のコース制。
目の前に広がるのどかな風景。この畑でいろいろな野菜を育てているのだそう。
テーブルのグラスや花器は菅はらで統一されていて、光が入り込む一面ガラス張りの店内によく合う
今夜は女子5人でのDinnerです♪
Amuse
コンテチーズで作られたグジエール
Soupe de poisson
続いて金目鯛のお出汁と西京味噌のスープ
魚屋界のスーパースターサスエ前田魚店の前田 尚毅氏の貴重な魚がいただける
Maison KEIの鰹は、日本一、いや世界一とも言われるサスエ前田魚店の前田 尚毅さんから仕入れたとってもすごいお魚なんです。
前田さんは、グランメゾンから引っ張りだこの魚屋界・飲食界のスーパースター。
カンテサンス、NARISAWA、ミシュラン三ツ星に輝く「鮨よしたけ」や、The World’s 50 Best Restaurants 2019にランクインした「傳」、2013年のボキューズ・ドールで「世界一の魚料理」のメダルを獲った浜田統之が料理長を務める「星のや東京」など、数々の名だたる名店が前田さんの魚を仕入れています。天ぷらの概念が変わると言われている静岡の「成生(なるせ)」に至っては、2007年の開店時から前田さんと二人三脚で歩んできたそうです。
(メイン料理の魚料理も前田さんの目利きに叶った魚を頂けるので、メインのお魚は外せませんよ♪)
▼公式サイトから前田さんの干物が購入できるようなので、干物大好きな父に買ってあげようかな♪
Jardin des Legumes Croquants
最も感動したのがこちらの一皿。パリのRestaurant KEIでもお馴染みの小林シェフのスペシャリテ『ジャルダン デ レギューム クロッカン』
エディブルフラワーがデコレーションされたレモンの泡
その下には地元静岡の野菜をメインに40種の野菜と燻製された鱒と、ルッコラとアンチョビのソース。
仕上げにテーブルでアーモンドとブラックオリーブのクランブルを目の前で振りかけて下さり、それを自分で混ぜて混ぜて緑色にしてから食べます。
サラダ・・・?なんて思っていたら大きな間違いです。もうほんとに衝撃的でした。
普段料理を食べた際に、”この味をメインで使ってるんだな”とか認識できるものが、
複雑に重なりすぎて、一言で表現が出来ないお味!!食べ進めていくと中からキューブのジュレが出てきたり、急に別の味が舌の中に現れたり。最後の一口までとても面白い1皿でした。
campagne
カンパーニュは御殿場の人気ブーランジェリー『Boulangerie Pâtisserie Adachi』のもの。
ブーランジェリーパティスリーアダチは2016年に、伊豆半島の中央部、天城にオープン以来、瞬く間に行列のできる人気店となり、All About読者が選ぶベストパン★では2017年に初登場にしていきなりグランプリを獲得し、そこから連続で日本一のパン屋の称号を獲得しています。
想像を遥かに超える大行列の人気ブーランジェリーがMaison KEI用にオリジナルで作っているカンパーニュなのだそう。
中が驚くほどにもっちもちでした。(勿論パンのおかわりができるので、もう1ついただきたいカンパーニュです)
オリーブオイルはセドリック・カサノヴァ。
パリの一流シェフも認めた、世界一ピュアなオリーブオイルと言われています。
スパークリングウォーターに続き、オリーブオイルもフランスの直営からしか購入できない一流品。シェフのこだわりを強く感じます。
北海道のアスパラと、ソースはアンチョビとヨーグルトのエスプーマ。目で見るよりもふわふわなソースをからめると、アスパラの甘みにほんのりソースの酸味が良い塩梅に。
Plat
こちらの金目鯛も前田 尚毅さんのお魚です。
パリパリの鱗焼きが写真でも美しい。。。♡
バジルのソースにアクセントには松の実、添えられているのは静岡のアメーラトマト。
メイン2皿目は鶏。塩麴につけた鶏肉を、じっくり炭火焼で低温調理したお肉の柔らかいこと。
塩麴とわさびのソースでいただきます。
Dessert
ヴァシュランという、焼いたメレンゲにアイスクリームやホイップクリームを挟んで、フルーツを飾りソースをかけた冷たいフランス菓子のデザート。Restaurant KEIのスペシャリテでもあるデザートです。
Restaurant KEIとの違いは、仕上げのソースがとらやのあんこソースであること。
ラズベリーのヴァシュラン×とらやのあんこという和洋折衷のデザートになっています。
Café ou thé
Petit fours
Petit foursはクッキーとほうじ茶のプリン。
このほうじ茶のプリンも濃厚で本当に美味しい。
最後にBDが近い友人達へお祝いのプレートも用意していただきました。Maison KEIの刻印がされたキャンドルスタンドが乗ったお皿に金粉とココアパウダーがキラキラと輝いていました。
今のガストロノミーのトレンドが盛り込まれたレストランMaison KEI
静岡産の野菜や駿河湾で獲れた魚などをふんだんに使用し、美食業界のトレンドローカルガストロノミーを体現したレストラン。さらに、パリのレストランでは考えられない低価格で小林シェフの世界を体験できるとあり、今後さらに人気となること間違いなしのレストランです。
私も2回目のMaison KEIを予約せねば・・・!
Maison KEIの詳細情報
■ 店舗情報
〒412-0024
静岡県御殿場市東山527-1
Tel:0550-81-2231
■ 営業時間
ランチ 11:30〜
ディナー 17:30〜
■ 定休日
火曜日・水曜日
公式サイトhttps://www.maisonkei.jp/
DECOUVERTE(4皿) ランチ 4,500円
ー出会いー ディナー 5,500円
VOYAGE(6皿) ランチ 8,500円
ー旅ー ディナー 9,000円